こんにちは!白豆柴「おむすび」の飼主です。
子犬を家族に迎える喜びは、何物にも代えがたいですよね。 でも、その喜びと同時に、多くの新米飼主さんが直面するのが「トイレトレーニング」という最初の大きな壁です。
「どうやって教えたらいいの?」 「何回失敗しても覚えてくれない…」 「部屋のあちこちで粗相(そそう)してしまい、掃除が大変!」
そんな悩める飼主さんのために、我が家のおむすび(白豆柴)の経験も踏まえつつ、子犬のトイレトレーニングの「基本ステップ」と「成功のコツ」を徹底解説します!
この記事でわかること
- トイレトレーニングに必要な準備(グッズ)
- 成功に導く「5つの基本ステップ」
- 失敗した時のNG行動と正しい対処法
- よくあるお悩みQ&A
準備が成功の鍵!トイレトレーニングに必要なグッズ
まずは環境づくりから。犬は「寝床」と「トイレ」を分ける習性があります。その習性を利用して、子犬が安心できる環境を整えましょう。

- サークル(またはケージ) 子犬が安心できる「テリトリー」を作ります。寝床とトイレを明確に分けるために必須です。
- トイレトレー シートのズレを防ぎます。子犬がシートを噛んでイタズラするのを防ぐ「メッシュ付き」が特におすすめです。
- トイレシート 子犬のうちは排泄の回数が多いため、頻繁に取り替えます。まずは薄手でコスパの良いもので十分です。
- クレート(またはベッド) サークル内で安心して眠れる「寝床」です。
- 消臭スプレー・ウェットティッシュ 失敗した時の掃除用。匂いを残さないことが何より重要です!
【実践編】トイレトレーニング成功への5ステップ
子犬は「ここで排泄すると良いことがある!」と学習することでトイレを覚えます。焦らず、根気強く教えましょう。
まず、サークル(ケージ)の中に、「寝床(ベッドやクレート)」と「トイレ」を明確に分けて設置します。 犬はキレイ好きなので、寝床のすぐそばでは排泄したがりません。可能な限り距離を離して設置するのが成功の第一歩です。
子犬がトイレに行きたがるタイミングとサインを、家族全員で把握しておきましょう。
<主なタイミング>
- 寝起き
- 食後(ごはんを食べ終わった直後)
- 水を飲んだ後
- 興奮して遊んだ後
<主なサイン>
- 床の匂いをクンクンと熱心に嗅ぎまわる
- ソワソワと落ち着きなく歩き回る
- クルクルとその場で回る
STEP2のサインを見つけたら、すぐに子犬を抱きかかえてトイレトレーの上に連れて行きます。
この時、「あ、また失敗する!」と慌てて叱るように連れて行くと、子犬は「トイレ=嫌な場所」と勘違いしてしまいます。優しく、静かに連れて行きましょう。
子犬がトイレの上で排泄を始めたら(または排泄しそうな素振りを見せたら)、「シーシー」「ワンツー」など、家族で決めた「かけ声」を優しくかけ続けます。 これを繰り返すことで、犬は「この声が聞こえたら排泄する」と学習し、将来的に散歩先や旅行先などで排泄を促すのにも役立ちます。
排泄が成功したら、間髪入れずに、これでもかというくらい褒めちぎります! 「すごい!」「えらいね!」「お利口さん!」と、普段とは違う高い声で褒めましょう。

ご褒美として小さなおやつをあげるのも非常に効果的です。「トイレで排泄すると、最高に良いことが起こる!」と子犬に学習させることがゴールです。
【応用編】ケージの外でのトレーニング
ケージ内での成功率が上がってきたら(9割以上が目安)、いよいよケージの外でのトレーニングです。
- 行動範囲を少し広げる
- まずはケージの周り(リビングなど)だけ、行動範囲を広げます。
- トイレを増やす
- 広げた場所に、予備のトイレ(トイレシートだけでもOK)を数カ所設置します。
- 徐々にトイレを減らす
- 広げた場所でも成功するようになったら、徐々に予備のトイレを減らし、最終的にケージ内のトイレ(または決めた場所のトイレ)1箇所に誘導していきます。
我が家の場合(おむすび)
おむすびも、最初はリビングのあちこちにシートを置いていました(笑)。成功する場所が固定化されてきたら、それ以外の場所のシートを一枚ずつ減らしていきましたよ。焦らないことが大切です。
失敗した時が一番大事!NG行動と正しい対処法
トイレトレーニングに失敗はつきものです。しかし、失敗した時の対応こそが、成功への一番の近道です。
絶対ダメ!NG行動
絶対に叱らないでください!
粗相をした時に、大きな声で「ダメ!」と叱ったり、鼻を押し付けたりするのは絶対にNGです。 犬は「排泄したこと自体」を叱られたと勘違いし、次から飼主さんの見ていない場所(家具の陰、ベッドの上など)で隠れて排泄するようになってしまいます。
正しい対処法
- 現行犯以外は無視
- 失敗している瞬間に気づいた時以外(すでに終わっている場合)は、何も言わずに片付けます。
- 黙って、静かに片付ける
- 飼主さんが騒ぐと「注目してもらえた!」と勘違いする子もいます。無言で、淡々と片付けましょう。
- 匂いを徹底的に消す
- 犬は匂いが残っている場所をトイレと認識します。ペット用の消臭スプレーや、匂いを元から分解するタイプのクリーナーで、匂いを完全に消し去ってください。
よくあるお悩み Q&A
- トイレシートを噛んだり、ビリビリに破いたりして遊んでしまいます…
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子犬にはよくあることです。以下の対策を試してみてください。
- メッシュ付きのトイレトレーを使う シートを直接触れなくするのが一番効果的です。
- 他のオモチャで気をそらす シートよりも魅力的なオモチャ(知育トイなど)を与え、エネルギーを発散させましょう。
- 留守番中に必ず失敗してしまいます。
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まだトイレの場所を完璧に認識できていないか、寂しさから粗相をしている可能性があります。 お留守番の時間が長い場合は、一時的にサークル全体(寝床以外)にトイレシートを敷き詰めて、「どこでしても成功する」環境を作るのも一つの手です。成功体験を優先させましょう。
- もう生後半年なのに、まだ失敗します…
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焦りは禁物です!覚えるスピードには必ず個体差があります。 失敗が続く場合は、一度初心に戻り、「STEP1. 環境設定(寝床とトイレが近すぎないか?)」や「STEP2. サインの見極め(タイミングを逃していないか?)」が正しくできているか見直してみましょう。
まとめ:焦らず、根気強く。成功体験を積ませよう!
トイレトレーニングは、子犬と飼主さんが築く最初の「信頼関係」の証です。

タイトル: 成功の秘訣は3つだけ!
- 叱らない(失敗は無言で片付ける)
- 成功したら大げさに褒める(ご褒美も◎)
- 焦らず、根気強く続ける
個体差はありますが、必ずできるようになります。 我が家のおむすびも、たくさんの失敗を乗り越えて(笑)、今ではちゃんとトイレでできるようになりました。
ぜひ、愛犬との生活を楽しみながら、トレーニングを続けてみてくださいね!


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